日本で建てられている一戸建て住宅の工法構造は主に下の表のとおり種類があります。
どこがどのように違うのか、実際のモデルハウスを見て確認してみましょう。
●特徴
柱・梁・筋交いを木の「軸」で組む、日本の伝統的工法です。
「木造軸組工法」とも呼ばれます。
高温多湿の日本に合っていると言われており、屋根裏や床下、壁などの通気性が良いです。
●特徴
建物の構造体となる床・壁・天井を規格化したパネルとして工場で生産し、現場に搬入して組み立てる工法です。
1枚1枚のパネルが、工場で正確に生産されます。
●特徴
2インチ×4インチまたは6インチの断面を持つ木材と合板で、柱や梁のかわりに壁・床・天井・屋根パネルを構成し、それぞれを組み合わせて箱状の空間を作って建物を建築する工法です。
床・壁・天井がはじめから"面"として作られ、「枠組壁工法」とも呼ばれます。
【香芝住宅展示場】
●特徴
軽量鉄骨とは、厚さが6mm未満の鋼材です。
この鋼材を利用し、前もって主要部材を工場で生産し、それを現場で組み立て設置する工法です。
工場で生産されるので、品質にバラつきがなく、また工期が短縮されます。
●特徴
厚さが6mm以上の鋼材を用いる工法です。
マンションなどの大規模な建物に採用されることが多いです。
【和歌山インター展示場】
●特徴
鉄とコンクリートのメリットを活かし、コンクリートの中に鉄筋を入れ、縮にも引張りにも強い部材を作る工法です。
柱や梁を接合する「ラーメン式」と、床と壁を一体にして組む「壁式」があります。